実績・伝統のあるアマチュア団体の文化会館での演奏会だけではなく、喫茶店や古民家、ホールのサロンで開かれる演奏会まで、機会を見つけては全国何処にでも出掛けって行って聴かせて貰っている。助成金財団の資料としても必要でもあるが、音楽の生まれるスペースが好きだから、予定が合う限り参加することにしている。
この頃アマチュアの演奏会は多極化している。出来はともかく、一年間頑張った地域の文化を発信することに意義があるような会、自分たちが楽しむために集まって発表し合う会、地域の文化育成・次世代育成・音楽による地域文化振興の一助として実績を生み出している団体から、プロの領域に入っている、と思われる世界へ誘ってくれる団体まである。
この頃、近代・現代の作品も取り上げられる様になった。 R・シュトラウス、ブルックナー、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィッチなど、普通にプログラムに組み込まれる様になった。隔世の感がある。古典派・ロマン派でない20世紀の音楽も大いに取り上げて欲しいと願っている。